合格体験記


                                  英語通訳案内士合格者
                               沖津 和也 (68歳)

2008年度英語通訳案内士試験に合格しました沖津和也と申します。 

2007年 の4月から2008年3月まで、ソフィア・ガイド・アカデミーの長尾利宗学院長より、 英文精読、文法、英作、そしてリスニングに関する指導を賜りました。  

1次試験は、よく工夫され、飽きせない内容の意欲をそそる英文精読資料のお陰で、楽 しく、勉強の辛さを感じないで、楽しく予習と教室での勉強を続けることが出来ました。  

英作の宿題も、添削が返されるときに、模範英文を頂くのが楽しみでした。
先生のもの は、さすがに簡にして要を得たもので、私には、参考になるところが多くあり、プロの英 文はこう書くのかと、感心しつつ我がものとすべく、努力をいたしました。

加えて、英 語読解と英語の記述問題の下支えとなるシャワーを浴びるような大量の文法問題を解く訓 練をして頂いたことが、実際の1次試験では、見事に効果が現れ、私の場合は、たやすく 解答をすることができ、時間も少し余るほどでした。  

また、先生の人柄から醸し出される楽しく愉快な雰囲気に誘われて、大いに必要な知識、 技能を獲得する意欲を持続できたのも、長尾先生の下で学ばれた方々の等しく感じられた ところではないでしょうか。

 こうして、1次試験には合格したものの、2次試験では惜しくも(私の感触では)不合 格となりました。

 初めて体験する2次試験は、やはり守備の態勢に終始したことは否め ません。  

そこで2008年の3月に受講期間が満了した後は、受講中のリスニング訓練のときに 頂きました内容のプリントが、平易簡潔明瞭と言うことに着目して、頂いた全内容文をこ とごとく声に出し、唱え、暗唱し、更に、書いてみる訓練を致しました。

 なんとこれが、 思わぬ効果を本番の二次試験で発揮し、ネイティブの発する質問に、すらすらと答えられ るではありませんか。 

質問者がとなりの日本人の採点をする試験官に、「もう(試験時間) の8分が終ったの? 面白かったね。」と囁く声が聞えてきたとき、ほぼ合格の手ごたえを感じ取ることが出来ま した。

 そして、Thank you for giving me this good opportunity to test my ability。と謝意を述 べ、規律正しく礼をして、ドアのところでも、もう一度微笑みながら、一礼をして退出し ました。 態度も採点のうちに入ると聞いていましたから。 

人間とは不思議なもので、 少し自信があると、声もよく通り、終始スマイルも浮かべられ、質問の聞き違いもなく、 応答もシンプルな語を選び、時には魅力のある語を選別して、簡潔明瞭な説明が出来るも のなのだと感じた次第です。

Last but not least.
「信じるものは皆救われん」という言葉がありますが、長尾先生の指 導を信じて従ったことが、私に奇跡を呼び起こしてくれたのではないかと思うのです。



                                  
田中 智美
                          
(翻訳家・帰国子女・神戸外大/現在は翻訳会社を経営)
                      
(英検1級・TOEIC 980点)
   

  この資格のことを初めて知ったのは翻訳の勉強がしたくて訪れたソフィア・ガイド・アカデミーにおいてでした。

 国家資格ということで興味は持ったものの当時は翻訳に目が向いていたため、そのときは受験しませんでした。その後、本格的に翻訳の仕事を始め、子供も出来、なかなか受験に踏み切れませんでした。
 しかし、仕事が落ち着いてくると、翻訳は楽しいながら、翻訳を選んだ理由に、「人と接するのは苦手だから、失敗するとくよくよ悩むほう」だから、と後ろ向きの性格があるのが少し気になり出したので、何かを変えるきっかけになればと思い、受験しました。

 さて、目標が決まれば、早速勉強です。勉強といっても特に時間を取らないのが私流です(というより取れないだけですが)。
特に本当にガイドとして仕事を始めたら、机上論では役に立ちません。
そういう意味でもあまり机に向かって試験勉強というのはしませんでした。

まずは、長尾先生にいただいていた教材と過去問で全体の傾向を掴みつつ、目に入るものを英語に置き換える習慣をつけました。電車に乗ればつり広告に載っている話題について英語でちょっとしたコメントを考えてみたり、家の中で子どもと遊ぶときにも英語を使ってみました。

特に日常生活を英語にしてみる(声に出さなくても心の中で英語に置き換えてみる)はお勧めです。「お箸を右手にお茶碗を左手にもってご飯を口に運ぶ。お茶碗に口をつけない。」すらっと英語でいえますか?
「すき焼きを説明しなさい」というのが過去問にありますが、思っている以上に私達は日本的なものに囲まれて生活しています。

もちろん長尾先生の単語リストは常に必携です。
分からない単語があれば辞書がわりにしたり、時間が空けば知らない単語を覚えるのに使ったりしました。

一般常識対策には二次対策を兼ねてNHKラジオやCNNを聞き流していました。
歴史や地理は高校の教科書を読み返しました。因果関係をよく考えながら読むとよく頭に入りますし、高校の頃受験勉強では気づかなかった事も見えて来て楽しかったです。この時も簡単な事項(観光名所に関係しそうなところなど)は英語に置き換えるように心がけました。

そして迎えた試験当日。試験を開いてみてびっくりでした。
長尾先生にいただいた資料そのままの問題が出ているのです。
特に単語問題はほとんど全部と言っていいほどの的中率でした!

傾向ははっきりしているものの、広い範囲から出題される試験に関わらず、効率よく勉強できたのは、本当に長尾先生のおかげと感謝しています。

 在校中は、先生に「禅の老師とカトリックの神父との対談」に連れて行っていただいたこともありました。
勉強ばかりではなく、幅広い分野に興味を持たれ、活躍されている先生のバイタリーと有言実行の姿勢には全く頭が下がるばかりです。

しかし、それは通訳ガイド、ひいては語学学習全体の本当の意義のようにも思います。資格に合格することや英語が使えるようになることが最終目的ではなく、勉強の過程や結果得られたものにより、自分の世界が開けるのです。
私にとっても、今回の合格も終わりではなく、始まりです。
今はこの資格を活かして何をしようかワクワクしています。
感謝


 ソフィアのみなさんへ                        

                     ソフィア・ガイド・アカデミー受講生 
                             水野基子

みなさんがソフィアに来られるようになったきっかけは、何だったでしょうか? 

私は最初、翻訳に興味があり、産業翻訳のコースに通っていたのですが、訳す文章が理数系のものが多く、自分の訳した内容が理解できないことに行き詰りを感じていたまさにその時に、ソフィア・ガイド・アカデミーを知りました。

 当時は何かの形で英語が続けられたらと言うくらいに考えていましたが、長尾先生に「目標を持ちなさい。」と言われ、時事のプリントのおもしろさと、「ガイドになったら、ただで神社仏閣に入れるんですよ」という先生の言葉に惹かれて、ガイドのコースに入会することにしました。  そして約2年後にラッキーにも合格しました。 

まず私が一番目に提案したいことは、「時間を有効に」ということです。

まず休まないこと。 後でやり直すつもりでも、なかなか思うようにはいかないものです。だから遅刻してもできる限り出席し、その日にクラスで集中してやってしまう方が、他の生徒の意見を聞いたり、先生に質問できて効率がいいです。

私はあまりいろいろな勉強はしなかった方ですが、これだけは守りました。
時間がない時でも、通勤電車でプリントに目を通していくだけでも随分違います。

またゆっくり時間をとって勉強するのが難しくてとも、帰りの電車でその日のプリントを読めば復習になります。
単語や長文のプリントを何枚か、いつもかばんに入れておけば、ちょっとした時に読んでいくつか記憶できることもあります。

試験は1年に1回しかありません。 勉強を続ける持久力が必要です。

先生はよく「1次試験と2次の両方を視野に入れて授業をしている」と言われましたが、その意味が本当にわかったのは、2次試験を経験してからでした。

そこで私はさらに、試験の準備ではなくガイドになる準備をしていると思って、授業と生活のすべてを「楽しんでください」という、2つ目の提案をしたいです。

ガイドは日本のことだけでなく、さまざまなことについていろいろな角度から知識を持っていなければなりませんが、そのための資料を自分で探すのはたいへんです。

先生が用意される資料の内容は、政治、経済、文化、文学、歴史、哲学、科学、ユーモアのあふれる記事など、タイムリーで多岐にわたっています。
これらを最大限に活用してください。

1次試験の練習になることはもちろんですが、長文は読んだ後にその内容について自分の意見をひと言で言えるように練習すれば、2次試験にも大いに役立ちます。

また「英語でも日本語でもたくさん本を読むように。英文は同じものを繰り返し読むのもいいが、新しいものを多く、そしてできるだけ辞書なしに読むように」と先生は言っておられました。

私は他の問題集などはしませんでしたので、ソフィアのプリントがなかったなら、苦手なジャンルの記事は全く読まないままになっていたと思います。

特に苦手なものは、チャンスだと思って読んでください。

もう一つ私がずっと苦手だったのは文法です。

文法問題を買ってどこから手をつければいいか途方にくれるより、毎回授業の初めにやるプリントを何度か繰り返しやっておくとずっと良いです。

英作文にも苦しみましたが、先生からのアドバイス、例えば「同じような表現が多い」と言われた後は自分なりに気をつけました。

また先生が「こういう表現が使えるとカッコいいですね」と言われた長文の中の言い回しを、実際に作文に使ってみると実力がつきます。 

試験問題が1年目はとても難しかったのに、2年目はそうでもなかったり、2次試験の質問が関心のあることだったりと、試験には「運」もあると思います。

1次試験はダメだったと思って7月でソフィアをやめたら、8月末に合格通知が来てビックリしました。(9月から再入学)

2次試験対策も通常のレッスン後、無料でしていただきました。試験2日前のレッスンでした内容が、なんと試験に出ました。 うそみたいな話です。

最後に、私は周囲の人や友人にとても恵まれました。 先生やクラスの人たちからどれだけたくさんのもの得、勇気づけられたかわかりません。

本当に違った色々の職業の人、いろいろなことに興味のある人、海外経験豊かな人との交流がとても楽しく、今まで自分の知らなかった社会の動きが把握できて役立ちました。 

本やビデオを貸してもらったり、苦手な分野を教えてもらったりしたこともありました。 

たまたま帰りの電車で、単語のプリントを覚え合っていたら、それが試験に出たなんてこともありました。

こういうことは、ひとりで勉強していてはできないことで、ソフィア・ガイド・アカデミーの魅力でもありました。

抽象的な言い方ですが、試験合格のためだけでなく、心を開いて何にでも興味を持っていると、新しい発見や出会いがあって楽しい人生がおくれます。

楽しかった思い出は忘れません。 楽しんでください。 

皆様のガイド試験合格を心より祈っております。



         (東京大学 法学部卒/現在は弁護士)
(1)私とソフィア 

私がソフィア・ガイド・アカデミーの名前を知ったのは、
某出版社の「通訳・翻訳ガイドブック」という雑誌でした。
その頃私は、会社の海外支店勤務を念頭に英語を独学で勉強していましたが、どうしても壁が越えられず悩んでいたところでした。要するに、ガイドの資格そのものを目指すというよりはむしろ、会社で仕事をしていく上で必要なスキルを磨くという目的でソフィアに通い始めたのでした。 

私がソフィアで得た収穫はそれは大きいものでした。
あえて要約しますと、@英語はまず「読む」ことが基本であること、Aそこでいう「読む」には、「精読」と「濫読」の2つが含まれること、B最も重要なのは、独学者の場合にはえてしておろそかになりがちでな「精読」に十分力を入れること、の3つでした。
そして授業で良かったことは、各人が順番に自分の訳を発表するので、いつも快い緊張感をもって授業を受けることができたことです。また、ソフィアで使用される教材は、経済問題のような重いものから、表象文化のような軽いものまでさまざまです。語学の習得を目指す場合には、ひとまずあらゆるジャンルのものを好き嫌いなく読みこなす必要があります。
また、長尾先生の漫才のように軽妙な解説は、「楽しみながら習得する」という、子供のころだれもが経験した学習の基本を思い出させてくれるものでした。

(2)ガイド試験について
 入学してから数ヶ月後に転勤を命じられ、残念ながらソフィアに通うことはできなくなりましたが、通信コースに変更しました。ソフィアで学んだことを活かしつつその後、会社を辞めてアメリカの大学院に留学することになりました。
 帰国後も勉強を続け、今年、ガイド試験に合格することができました。

そこで、ガイド試験について、私なりに若干のアドバイスを試みたいと思います。
 
まず、英語のスキルはさることながら、コミュニケーション・スキルをつけるよう心がけることが必要です。
具体的には、日本語であれ、英語であれ、常に相手に理解できるようなメッセージを発信するよう心がけましょう。
 当たり前のことかもしれませんが、注意深く観察すれば、意外にもこのような心がけが十分できていない人が多いことに気付くはずです(実は私もそうでした)。

ガイド試験の英訳・和訳は、単なる直訳では通用しません。文法事項の理解を示しつつ、わかり易い言葉で相手に伝わるよう表現できるかが合否の分かれ目だと思います。

結局、語学はコミュニケーションの手段であるということに今一度思いを致す必要があるでしょう。

 次に、技術的な面についてですが、読解力については、とにかくソフィアの教材を十分に予習・復習すること(精読)と、英字新聞・雑誌の多読(濫読)を勧めます。

次に、ガイド試験で比重の高い(20点)単語については、取りこぼしのないように、教材を復習して、何度も何度も記憶を確認することが重要です。個人的には、講談社インターナショナルの「これを英語で言えますか」などもお勧めです。
 あと、地理・歴史等については、日ごろから新聞に目を通しておくことと、過去問を十分に検討しておけば何とかなります。地理については国立公園・国定公園等の暗記、日本史については高校の教科書を復習すれば十分と思います。

 面接試験については、日ごろからシャドーイング等により訓練することと、事前に質問を想定して応答を考えておくことで、十分対応できると思います。
 末尾ながら、皆さんのご健闘をお祈りしております。



 
私の合格体験記

                        ソフィア・ガイド・アカデミー受講生
                                       中塚公子
              (東京大学 大学院卒 PhD /通訳ガイド・翻訳家)


 
昨年は、私にとってちょっといい年でした。年も押し迫った1217日、通訳ガイド試験合格で終わりました。

その前の年の
9月、それまで通っていた公民館のアメリカ人による英会話のクラスの時間に他の用事が入ったせいで、10年来、1週間に1回必ず英語のクラスを取ることにしていた私は、替わりのクラスを探し始めました。
パンフレットを多数取り寄せ、目に留まったのが
ソフィアでした。   

それまで通訳ガイド試験というのは考えたこともなかったけれど、意外にも授業料が払えるくらいだったし
(!)、一度挑戦してみようかなと思いました。

私には、その時、高2の子供がいたので、「勉強しなさい」と言うより、
受験勉強の悲哀を分かち合ったの方が
うまくいくかなという気持ちがどこかにありました。
      
話しを聞きに
長尾先生に会いに行ってみると、大変気さくな雰囲気でした。

心配だった
3次試験も、2次が終わってからこの辺の本(といって小冊子を2冊見せてくださいました)を勉強すればいいということだったので、10月から週に2回通い始めました。
   
授業の最初に行う文法の問題は、あやしくな
っていた箇所のねじを締め直すのに役立ったし、「不適当なものをひとつ選びなさい」というような憎らしい問題にも対処する慎重さも養われたと思います(1次試験で、7つの単語からなる該当する部分の直前直後の単語を書け、というのも、当日、余裕で対処しました!)

リーディング教材は今日的な話題で読みやすく、役に立つ語彙の収得もできました。
最近、リーディングの際、意味のかたまりのチャンク毎
に/を入れて読めとよく言いますが、私はこの教材で/をつけて読んでいくのを練習しました。こうすると、授業中に当たって訳出する時も、試験で見直しする時も、楽です。 

英語以外のことでは、いろいろな世代の方々にお目にかかることができて、楽しかったです。        

長尾先生にはいろいろお世話になり、感謝致します。
国家資格を
取得させ、一人一人に活躍しうる機会を与えるというのは、すばらしいことだと思います。

1217日、私が夕方、高槻から帰宅すると、その物音を聞いて、いつも無愛想な上の子(高3)が自分の部屋からごそごそ出てきて、にっこりして
「おかあさん、おめでとう!」と言いました。
近年、
こんな嬉しかったことはありませんでした。